事業者のAML/CFT

AML/CFTシステム検証の調査仕様に記載する事項

規程、顧客ファイル、実際の手順は、異なる検証対象です。業務開始前に範囲を合意しておくとよいでしょう。

要点

分かりやすい調査仕様には、対象、期間、サンプル、評価基準、書面の成果物の形式を定めます。

整理された層と仕切りによって内部統制システムを表したイメージ。
この記事の内容 読了目安2分
  1. 事業の区分から確認する
  2. 検証対象を特定する
  3. 期間とサンプルを定める
  4. データの取り扱い手順を決める
  5. 指摘事項の形式を合意する

事業の区分から確認する

Rosfinmonitoringは、内部統制規程は、定められた手順に従い組織が策定・承認するものとしています。外部のコンサルティング支援は、書類の準備や検証を補助します。調査仕様を作成するには、まず組織の区分と、合意した範囲の評価に用いる要件一式を確認する必要があります。 [1]

検証対象を特定する

特定の版の規程、合意した顧客資料のサンプル、役割分担、特定の手順の実施状況を検証することができます。これらの業務は、必要なデータと作業量が異なります。「すべてを確認する」という言葉だけでは、調査の深さも、受託者の責任の範囲も定まりません。

期間とサンプルを定める

調査仕様には、期間、書類または顧客ファイルの件数、抽出の根拠、除外する範囲を記載します。サンプル検証から、組織のすべての顧客について自動的に結論を導くことはできません。業務中にサンプルの拡大が必要になった場合は、範囲、期限、料金を別途合意します。

データの取り扱い手順を決める

必要な情報の構成、提供の法的根拠、アクセス方法を事前に定めます。初期段階の多くの業務では、規程、様式、個人を特定できない業務プロセスの構造だけで十分です。完全な顧客データの提供は、一括出力が便利だからという理由ではなく、具体的な検証目的に基づく必要があります。

指摘事項の形式を合意する

有用な報告書は、指摘事項ごとに検証した書類を関連付け、根拠を説明し、改善のための対応を提案します。優先順位と導入の責任者は、合意した計画で定めます。報告書を作成しただけでは、変更の導入、特別担当責任者の任命、または受託者によるその職務の引受けを意味しません。

公式情報源

  1. Rosfinmonitoring:内部統制規程の策定と更新 ↗

出典は2026年10月24日に確認しました。資料の準備に関する実務上の推奨事項はAML Expert編集部が作成しています。個別の場合の手順は、書類と適用される根拠により異なります。

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